2019年2月6日水曜日

高齢者の住宅ローン破綻


最近65歳を超える高齢の方の住宅ローン破綻が増えています。
定年退職後も住宅ローンの返済が残っており、収入が激減した後払えなくなった方。
自営業の方でもご病気や経営不振などで住宅ローンの返済が出来なくなった方。
何れにしても住宅ローンの返済が60歳ころまでに終わっていれば防げた事案です。

せっかく求めたマイホームを老後に手放すのは勇気が要るのでしょう。
早く手を打てばそれなりに浅い傷で済むが、もたもたしている内に身動きが取れなくなってからご相談を受けることも多く、時既に遅しで強制的に手放す(競売)羽目になってしまうことも。

払えなくなりそうと感じたら、直ぐに金融機関への相談を。それでも良い解決策が見つからないときはFP(ファイナンシャルプランナー)に相談しましょう。
売却する覚悟が出来ている方は任意売却専門店(任意売却の専門家が居る不動産会社)に依頼してください。

これから住宅を求める方は60歳までに返済が終わるような資金計画を。
長くても繰り上げ返済を予定するので大丈夫と言われるご夫婦もあります。
確かに途中で一部繰上返済をすればその分返済期間は短くなりますが、将来のことは誰にも分かりません。
子供の教育資金、マイホームのメンテナンス(リフォーム)費用、マイカーの維持費、共働きのご夫婦においては、育児休暇や休職、退職による所得減など、リスクを織り込んだライフプランをしっかりと立てて住宅ローンを組む必要があります。
ライフプランの計画や作成はお近くのファイナンシャルプランナーへご相談を。

ファイナンシャルプランナー 香川文人

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